ファシリテーター
三井 郁雄 (第一三共株式会社)
大野 研 (田辺三菱製薬株式会社)
参加者
17名(1名欠席)
概要
「HTSなどのデータ解析を行っているエンドユーザー研究者同士で情報交換を行い、効果的な活用方法を見出すとともに、新たな気づきを得ることで、これらソフトウェアの活用範囲を広げることを目的」として開催し、当初データ管理ツール製品のユーザーが多く参加する想定で開催を企画した。またアッセイ解析ツールを提供するベンダー企業様に各1名参加いただきユーザー側とベンダー側の意見交換も試みた。
当初既存製品ユーザーからの参加者が大多数を占める事を想定しグループセッションを考えていたが、実際には自社開発解析ツールユーザー割合が最も多く次いでScreener[Genedata社]、Signals VitroVivo[Revvity社]などのユーザーから参加頂いたが、特定の製品に偏っていない背景状況もあり、当日全員でディスカッションを行う事とした。
参加者はアッセイ実務者が半分以上を占め多く参加していたが、それ以外にもライブラリー管理者やITエンジニアの方にも参加いただいた。全体を通じて参加登録時の事前アンケートに従って議論した。事前アンケートでは、アッセイの管理ツールの基本骨格である、データの取り込み、可視化、活性値や統計処理などの数値変換、化合物情報のマッピング、データやfitting採否のQC機能、データ出力などが挙げられ、それぞれのツールにおける満足感や、各社困っている点をフロアから意見を出してもらい、議論を行った。製薬企業研究者が多い事もあるのか、業務の根幹は類似しており各社HTSなどのアッセイデータ解析ツールの各種ユーザーフレンドリーさ、導入後の課題、IT環境や人材育成、HTSそのものの各社で置かれている状況など、議論は多岐に渡り、本音というべき意見も多く挙がり幅広く意見交換できた。自社解析ツールを使っている参加者の多くは、使いやすく不満が少ない解析環境を現状保有しているが、将来的な視点で考えると、維持管理や担当人材に不安を抱える意見が多く見られた。
最後に解析ツールを使ったことのない未経験者や自社ツールを使うだけの非製薬企業の方々には少し議論内容に対して接点が馴染みなかった可能性や、スクリーニング解析向けのSignalsVitroVivoがSignals Oneに移行しているなど製品update情報など日々変化もあるため、今後解析ツール初心者向けや他社製品に詳しくない方向けのチュートリアルなど最新情報共有の場も有用かもしれない。
