ファシリテーター

神田 元紀 (東京科学大学/一般社団法人ラボラトリーオートメーション協会)
笹又 美穂 (一般社団法人スクリーニング学研究会)

参加者

40名

概要

本SIGでは「創薬研究の完全自動化」をテーマに、ロボット単体の性能だけでなく、周辺タスクの設計や情報環境(ソフト・データ・運用設計)を含めた“全体のシステム化”が論点になることを共有し、議論した。製薬企業を中心にアカデミア・公的研究機関など40名が参加し、冒頭で事前アンケート結果を共有した後、4名の演者による話題提供を踏まえて全体討議を行った。

話題提供では、AI for Science を前提とした研究プロセスの再編と「ロボティック・クラウド・バイオロジー」の将来像、現場自動化でボトルネックになりやすい周辺タスクの言語化とプロトコル再設計、材料・化学領域に特有の物理操作の難しさ、さらに(提案の一つとして)運用・段取り・見守りといった“ケア”を含めた運用設計をどう扱うか、といった観点が示された。

討議を通じて、完全自動化は機器導入の足し算ではなく、実験プロセス全体の設計・運用設計の問題であること、課題を具体的に言語化して共有し、安全・規制・品質保証・標準化まで含めてコミュニティで継続的に磨くことが重要だと確認された。