ファシリテーター

出井 晶子 (国立研究開発法人理化学研究所)
近藤 光代(アクセリードドラッグディスカバリーパートナーズ株式会社)

参加者

26名(ファシリテーター含む)

概要

ワークショップの概要

本ワークショップ(WS)は「セルフリーアッセイ系構築の基礎」をテーマに、アッセイ系構築の未経験者や初心者を対象として開催した。参加者は薬効評価やスクリーニング担当者に加え、創薬化学、ライブラリー構築、機器開発など多様な業務に携わるメンバーで構成され、所属もアカデミア・製薬企業・CROなど多岐にわたっていた。参加者の約半数は未経験者または1年目の初心者層であり、残りの約半数は経験2~5年目の方々であった。
参加者は4~5名ずつの5グループに、所属や経験年数が偏らないように分かれ、グループディスカッションを中心に進行した。本WSでは、未経験者から経験者まで幅広い視点でアッセイ系構築に関する課題や解決策を議論し、知識の共有とネットワーク形成の場として有意義な機会となった。また、「WS11. 細胞アッセイ系構築基礎」との合同セッションを通じて、セルフリー系と細胞アッセイ系の相互理解も深まった。

ワークショップの流れ

  1. オープニング・自己紹介(10分)
    グループ内で自己紹介を行い、やや緊張もありつつ和やかな雰囲気でスタートした。
  2. アンケート結果フィードバック(5分)
    ファシリテーターより、事前アンケートの結果を共有した。
    • 共通する課題:「再現性や安定した系の構築」「スクリーニング実施」
    • 経験年数による関心の変化:初期段階の最適化基準からスクリーニング全体設計へのシフト
  3. 関連用語レビュー(15分)
    「再現性」「プライマリースクリーニング」など、アッセイ系構築に関する基本用語を確認し、未経験者の理解促進とWS内での用語統一を行った。
  4. グループディスカッション(40分)
    前半・後半に分けて、ファシリテーター役の交代や討論内容を切り替えながら実施した。事前アンケートの回答をもとにテーマ例を提示し、各グループはその中から、または独自にテーマを選び、課題や対策について活発に意見交換した。 ディスカッションで挙がった主なポイント
    • S/B比の許容目安に関してCVや試験間再現性を考慮した複合的判断の必要性
    • エッジ効果や再現性・アッセイ精度が低い場合の原因・対策
    • 材料・試薬で注意すべき点(プレート、バッファー添加剤、タンパク質純度など)
    • セルフリーアッセイのメリット・デメリット
  5. 全体共有(15分)
    各グループの代表者が討議内容を発表し、フロア全体で質疑応答を行った。
    フロアディスカッションでは、グループ内では出なかったアイデアも共有された。
    例:アッセイ属人化防止のため、実験操作のコツを動画で保存する。
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  6. WS10・WS11合同セッション(30分)
    WS11の部屋に移動し、両WSの内容を参加者各3名ずつが発表した。セルフリー、細胞独自の課題のほか、共通する課題も共有された。
    ファシリテーターからはセルフリー・細胞アッセイのメリット・デメリットを、教科書的な項目に加え個人的所感も交えて紹介した。
    WS10参加者から細胞アッセイ、WS11参加者からセルフリーに関する質問があり、WSを跨いだ意見交換ができ、合同セッションは有意義な時間となった。
  7. クロージング(5分)