演題1:「蛍光イメージングによる細胞老化評価例のご紹介」

株式会社同仁化学研究所 坂本 亮

 新規β-ガラクトシダーゼ蛍光検出試薬SPiDER-βGalは、高い細胞膜透過性と細胞内滞留性を特徴とする試薬です。本試薬を用いて細胞老化の指標となるSA-β-gal(senescence-associatedβ-galactosidase)を検出することで老化細胞の蛍光イメージングを可能とします。本セミナーでは、WI-38細胞の老化誘導を行い、CQ1を用いた老化細胞の定量的解析を行ったデータをご紹介する予定です。

演題2:「共焦点ライブセルイメージングの創薬への応用 - 横河イメージングシステムを用いたアプリケーション例」

横河電機株式会社 ライフサイエンスセンター 鈴木 真帆海

 薬効薬理や安全性分野における弊社HCAシステムの応用例として、共焦点画像や明視野画像を用いたvitro 及びvivoのアプリケーション例をご紹介いたします。

演題3:「Beyond the Limits! - 新プロダクトのご紹介」

横河電機株式会社 ライフサイエンスセンター 岩原 寿典

 共焦点イメージングに携わって20年。HCAシステムのトータルソリューションを目指す横河電機では、益々高まるイメージスクリーニングへの時代のニーズに応えるべく進化を続けています。本セミナーでは新HCAプロダクト「CellVoyager CV8000」と新HCA解析ソフト「CellPathfinder」の概要をご紹介いたします。

演題4:「共焦点顕微鏡技術を用いた1細胞レベルでの分析技術のご紹介」

横河電機株式会社 新事業開発センター 高井 浩典

 これまで細胞集団の平均値でしか分析できなかった現象を、細胞レベル又は、細胞内の局在までを分析できる技術が開発されています。そこで我々は細胞内の微小器官又はホール細胞を狙って自動吸引可能な装置を開発しています。当社が長年培ってきた共焦点顕微鏡技術との連携で、生きた細胞とガラス細管の相対位置を正確に把捉することで、自動吸引を実現しています。

本セミナーでは、横河電機が現在取り組んでいる

  • 1細胞質量分析(静岡県立大学生体機能分子分析学分野 水野 初 助教との共同研究)
  • 1細胞RNA分析(北海道大学遺伝子病制御研究所分子腫瘍分野 藤田 恭之 教授との共同研究)

のアプリケーションをご紹介いたします。なお、本発表は参考出展となります。