ピエゾインクジェット技術による革新的な高精度液滴デジタルハンドリング
要旨
プリンターの技術として知られるピエゾインクジェット技術は、ライフサイエンス分野においてその応用事例はあまりない。その原因は紙やフィルムに印刷するプリンター用のインクジェットヘッドを用いているからである。バイオマテリアルのハンドリングでは多くの場合、分注が安定しない、ノズルが詰まるなどの問題のため応用が見送られてきた。
これらは使用するヘッドに起因する場合がほとんどであり、この対策として弊社ではライフサイエンス専用ピエゾインクジェットヘッドを開発し、研究開発から生産に至るまで各用途に対応したインクジェット装置を提供している。本セミナーでは、ハイスループットスクリーニング、バイオチップの試作、シングルセル分離などに有用なピエゾインクジェット技術を応用した製品や技術について紹介する。
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ディスポヘッド搭載高速ナノリットルスポッター BioSpot
高精度&高速のデジタルスポッター。
ピコリットルからナノリットルの超微量分注。 -
1 細胞分注機 x.sight
インクジェット技術を用いたシングルセル分離装置。
細胞やバクテリアなどを高速・高精度、低ダメージで分離。 -
基礎研究用インクジェット式高精度分注機 LaboJet-Bio
自動の液交換や洗浄機能を搭載した卓上型実験装置。
ピコリットルの超微量分注やバイオセンサーの試作。