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1. 三次元培養容器<Elplasia>を用いたマルチスフェロイド/オルガノイド解析手法

株式会社 クラレ 新事業開発本部 成形部材事業推進部 江尻洋子

数百μmオーダーの空間が培養底面に複数配置されている培養容器<Elplasia>を用いたイメージング解析例を紹介する。1ウェルにスフェロイドを数百個形成させることができる特徴を生かして、複数のスフェロイドを一度に解析するマルチスフェロイド解析を行った。これにより、複数のスフェロイドの性質を平均化することができ、正確性の高いデータを取得することができると考えている。

 

2. Fluoppiで見える、タンパク質間相互作用(PPI)のライブセルイメージング

株式会社医学生物学研究所 研究開発本部 創薬技術開発プロジェクト 渡部拓

Fluoppiは生きた細胞内でタンパク質間相互作用(PPI)を可視化する技術です。生化学的・物理学的手法を用いて創製されたPPI modulators (PPIMs)が、形質膜を通過後、細胞内で活性を発揮する様子を解析する事ができます。本セミナーでは、CQ1やCV7000を活用し、PPIMsの濃度依存性曲線を経時的にモニタリングしたデータなどをご紹介する予定です。

 

3. HCAシステムによる次世代解析- ライブセルスクリーニング、3D解析

横河電機株式会社 ライフサイエンスセンター 営業部 岩原寿典

Phenotype-screeningによる評価の質を高めることは、ヒットの質を高め、新薬開発の効率を上げる重要なポイントとなります。評価の質を高める為には、可能な限り生体内に近い環境を再現したスクリーニング系の構築が必要となります。

弊社HCAシステム、CQ1とCV7000では、これまでの固定細胞による評価からLive Cell, Kinetics-screeningによる評価を、2D画像解析から3D画像解析による評価を提案しています。

本セミナーでは弊社HCAシステムによる次世代解析への取り組み例として、CQ1、CV7000を使用した最新のLive Cell 解析、3D解析例を紹介し、さらにlabel free解析等、現在開発中の画像解析ソフトの新たな機能を紹介致します。