ファシリテーター
依田 典朗 (大塚製薬株式会社)
細田 美紀 (シオノギテクノアドバンスリサーチ株式会社)
参加者
15名
概要
第一部では分析業務におけるIT活用を、第二部では事前アンケートで調査した薬物動態試験における困りごとなどについての意見交換を行った。
【第一部】
大塚製薬株式会社 依田典朗氏より「HTSにおける分析・解析関連の効率化・IT活用事例」について提供いただいた内容を元に質疑応答を行った。また、事前アンケート結果からは現状においてエクセルマクロや市販ソフトを利用し、分析メソッドの構築・作成だけに留まらず、試験管理から結果報告までの自動化を進めたいという意見が多く出ていた。IT活用を進めていくための課題は、社内システムの変更や部署間連携が必要となること、DX要員の育成などが挙げられていた。早急にIT要員の底上げが求められる中、業務律速になっている原因を把握することが一番大事であり、各社スピード感に差はあるものの、自動化には積極的に取り組んでいることが窺えた。
【第二部】
事前アンケートの結果をもとに、薬物動態試験における困りごとについて、意見交換を行った。難溶性化合物に関しては正確に評価するための各社の工夫を共有や、各試験で用いる酵素源のロット管理方法、試験にかけるタスク軽減への取り組みなど、実業務に関する幅広いディスカッションができ、有意義な時間となった。