ファシリテーター
細田美紀(シオノギテクノアドバンスリサーチ株式会社)
中川寛之(株式会社中外医科学研究所)
HT-ADMETへの参加者は約30名で、昨年とほぼ同じであった。製薬企業からの参加者が大半を占め、CRO、メーカーから若干名参加いただいた。今年は「初期ADMET評価における効率化」と「試験系別」の2つのトピックスについて、それぞれアンケートから希望の多かった内容についてディスカッションを行った。
セッション①「初期ADMET評価における効率化」
製薬企業の初期ADMET評価では一般的に「依頼→試験→分析→解析→レポート」の順で業務が行われており、効率化のためにはこれらの一部では無く、全てにおいてスループットを向上させる必要がある。本セッションでは初めに「分析」について小野薬品工業株式会社様の事例を紹介して頂き、近年ADMETの分野でも導入されている高分解能MSの活用について活発に議論された。続いて、アンケートに基づき3つのグループ「依頼-試験」「分析」「解析‐レポート」に分かれてディスカッションを行った。最後にそれぞれにグループで出た意見を発表し、初期ADMET評価の効率化に必要な情報について共有した。
セッション②「試験系別」
ADME系、DDI系、Tox系のグループに分かれて、事前アンケートのコメントを中心にディスカッションを行った。議論後、各グループでの内容を全体で共有した。