第10回スクリーニング学研究会は終了致しました。
多数のご参加ありがとうございました。

【演題1】Binder selection technologyを用いたハイスループットスクリーニング

要旨

Affinity Selection Mass Spectrometry(ASMS)を利用したハイスループットスクリーニング(HTS)の特徴は同じメソッドでHTSを実施できることにあります。弊社はさらに膜タンパク質を可溶化せずにASMSに用いる技術を開発することで、あらゆる創薬ターゲットに対するHTSを可能にしました(Binder selection technology)。Binder selection technologyは通常のターゲットに加えて、オーファン受容体や補助因子のようなバイオケミカルアッセイを構築しにくいターゲットのHTSにも有効です。また、ターゲットタンパク質分解誘導薬を指向したサイレントバインダーの取得にも適しています。

弊社では約40万の化合物ライブラリからHTSを行っており、その実施例をご紹介します。さらに本方法による初期創薬プロセスの効率化に関するご提案も併せて行います。

 

【演題2】Binder selection technologyを用いたターゲットタンパク質の探索

要旨

作用するタンパク質が不明な化合物は多数存在し、また、フェノタイプスクリーニングの増加によりその数は増えつつあります。しかし、それら化合物が作用するターゲットタンパク質の同定は労力が掛かる割には成功率が低く、技術改良もさほど進んでいません。問題点としては化合物をラベル化するための化学修飾が必要であることや、細胞に発現しているターゲットタンパク質が低レベルな場合には技術的に難しいことが挙げられます。弊社は膜タンパク質を含む約18,000のヒトタンパク質ライブラリを用いることによりターゲットタンパク質の低発現時の問題を解決し、さらにBinder selection technologyにより化合物の化学修飾やタンパク質の固定化も不要としました。セミナーでは詳細な説明と成功例について紹介します。