第10回スクリーニング学研究会は終了致しました。
多数のご参加ありがとうございました。

【演題1】in vitro神経ネットワークの電気活動から薬効を予測する

講師

東北工業大学 電気電子工学科
鈴木郁郎 准教授

概要

in vitro神経ネットワークの電気活動を指標とした医薬品の作用予測および毒性予測法の開発を行っている。ヒトiPS細胞由来ニューロンおよびRodentニューロンのスパイク列から得られた各種パラメータの多変量解析やAI解析により、医薬品のMoAが分類されること、既知化合物と類似作用を持つ化合物のスクリーニングが可能であること等がわかってきた。医薬品の効果は培養神経ネットワークの活動パターンに内在しており、その情報をいかに抜き出すかが鍵である。浜松ホトニクス社のFDSSはハイスループット性に優れており、1200化合物以上のデータを数日で取得することができることから、医薬品開発初期のスクリーニングにも使用することができる。1200化合物以上のビックデータを分類した結果も紹介し、in vitro神経評価系を用いた薬効予測の有効性と今後の展開を議論したい。

 

【演題2】新製品紹介:ライトシートマイクロプレートサイトメータ CYTOQUBE™

講師

浜松ホトニクス株式会社 
システム事業部 片岡卓治

概要

この度、マイクロプレートをx-z平面のライトシート光でスキャンして細胞の3次元蛍光像を得る「Zyncscan™」技術を開発しました。この技術はライトシート方式を用いたx-z平面のスキャンによって96/384/1536ウエルのマイクロプレートの全ウエルを、底面からの厚さ100-300 μm、ボクセル解像度はx,y軸:2-3 μm , z軸:6-7 μmで一色あたり数分の速さでスキャンを可能にします。また、バックグラウンド蛍光の除去を目的とした培地/試薬などの除去を行うことなく細胞の蛍光画像を取得することも可能にします。

今回はZyncscan™技術を応用した高速3次元サイトメトリーシステム CYTOQUBE™をご紹介します。