第11回スクリーニング学研究会は終了致しました。
多数のご参加ありがとうございました。

新型コロナウイルス培養系を用いた化合物スクリーニングの実際

 

演者

国立感染症研究所 ウイルス第二部第4室 主任研究官
渡士 幸一先生

 

要旨

新型コロナウイルス感染症は2020年9月末までに感染者3000万人、死者100万人を越える世界的流行となり、その制御が強く求められている。私たちは1月に当研究所で構築された新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染培養系を用いて、ウイルス増殖を抑制する化合物のスクリーニングを承認薬と非承認薬からおこなっている。承認薬に関してはこれまで3000以上の化合物から、用量依存曲線および臨床肺組織中濃度を勘案し、ネルフィナビル、セファランチン、メフロキンなどを候補薬として同定し、一部は臨床試験で評価中である。今回は抗ウイルス薬スクリーニングとその後の解析に関する実際の事例を紹介し、今後の展望も含めてお話させていただく。