2019/4/23 スクリーニング学研究会 事務局

開催趣旨

今回のチュートリアルでは、再度、三次元細胞培養について取り上げます。平面培養に比べ、よりin vivoに近く、かつヒトの細胞で評価できるアッセイ系として、前回の2年前と比較しても、技術の進歩と相まって益々注目が集まっている分野です。前回は基礎編として、各種三次元培養用プレートを使ったスフェロイドの作製技術や、その解析手法として主に顕微鏡観察やイメージングを中心に取り上げました。

2回目となる今回はそれに続く実践編として、実際にスクリーニングを行った結果や平面培養との比較、および最新技術を紹介し、その現状や課題について議論・情報共有したいと思います。また、大量培養・長期培養を見据えた培養の機械化の実例や、スフェロイドを外からの観察だけではなく、実際に切片化して中身を確認した結果についてもご紹介します。

今回、チュートリアル開催前に、創薬機構の実験室をお借りして、培地交換装置とイメージャーについての見学会を開催することにいたしました。

実際に三次元培養でのスクリーニングに役立つような有意義な場にしたいと考えておりますので、研究者の皆様の参加をお待ちしています。

【重要】登録頂きました氏名・所属は取りまとめ後、参加者リストとしてチュートリアル講師に提供いたします。なお連絡先情報は研究会運営のため研究会事務局にて管理し、事務局からの連絡、スクリーニング学研究会主催・共催のセミナー等の案内に利用致します。事前の承諾なく個人情報を第三者に提供することはありません。

テーマ 「三次元細胞培養 -実践編-」・・・ "スクリーニングへの利用と課題"
主催 スクリーニング学研究会
共催 東京大学創薬機構
日時 2019年5月24日(金) 13:00−19:30 (10:00~事前見学会実施)
場所 東京大学薬学部薬学総合研究棟2F講堂
(http://www.ddi.u-tokyo.ac.jp/wp/wp-content/themes/ddi/doc/lecturehall_access_map
プログラム
10:00  事前見学会
薬学部本館地階実験室 033第1HTS室前集合
(https://www.ddi.u-tokyo.ac.jp/wp/wp-content/themes/ddi/doc/033_access_map.pdf)
BioTek;MultiFlo FX 、Cytation ・・・・詳細は別紙参照ください。
13:00  ご挨拶:
スクリーニング学研究会 (東京大学創薬機構) 岡部 隆義
スクリーニング学研究会 (ジェノスタッフ株式会社) 内田 実
13:10 難治性がん患者からのオルガノイドの樹立方法:
慶應義塾大学薬学部  齋藤 義正
14:00 三次元培養細胞を使ったHTSに向けて:
東京大学創薬機構 今村 理世
14:40 休憩
14:55 3D,スフェロイドの染色からわかる事:
ジェノスタッフ(株) 大久保 和央
15:35 2次元から3次元の細胞培養におけるスケールアップと機械化の課題:
大阪大学大学院工学研究科  幡多 徳彦  "ローツェライフサイエンス(株)"
16:15 休憩
16:30 3D培養技術とアッセイへの利用:
コーニングインターナショナル(株) 江藤 哉子
17:00 装置を利用した3次元細胞の緩やかな自動培地交換:
BioTek Japan 管 郷志
17:20 磁力を用いた3次元培養システムの紹介:
(株)グライナー・ジャパン 廣山 眞巳
Webによる講演:磁力を用いた3次元培養によるスクリーニングの現状:
Greiner Bio-One North America, Inc. Glauco Souza
17:55 まとめと閉会挨拶:スクリーニング学研究会
18:10  懇親会 (19:30 終了予定)
参加費 チュートリアル及び懇親会の参加費は無料
参加資格 大学、公的研究機関、製薬企業等に所属されている研究者限定といたします。
ベンダー様のご参加はご遠慮ください。
※1社で複数の方々から申込みがある場合調整させて頂くことがあります。
定員 50 名(定員になり次第締め切ります。)
参加方法
&連絡先
氏名、所属、連絡先 (E-mail アドレス)、事前見学会及び懇親会参加の有無を明記の上、下記までお申込みください。
スクリーニング学研究会事務局 川口 晃実
(akimi.kawaguchi◎gr.tsubakimoto.co.jp)◎をアットマークに替えてください。