2018年スクリーニング学研究会SIG 創薬アプローチとモダリティを考える:参加者募集要項
2018年9月1日
SIG名
創薬アプローチとモダリティを考える ~Cell freeとIn Cellのギャップを如何にして解消するか~
開催日時
2018年11月29日(木) 15:00~17:00
開催場所
タワーホール船堀会議室
世話人名
渡邉 裕樹:田辺三菱製薬株式会社
長門石 暁 :東京大学
開催目的と内容
創薬標的の枯渇が問題視されて久しいが、残された標的はUndruggable Targetと言われるように難易度の高いものばかりである。これらを対象とする創薬においては、新たな手法を含めた創薬アプローチとモダリティの選択が重要であると思われる。
創薬アプローチに必ずしも正解があるわけでは無く、Protein-Protein Interaction(PPI)を例にとれば、Alpha、HTRFなどの精製蛋白質を用いたProximity Assay、NanoBRET、Fluoppiなどの細胞内Proximity Assay、SPRをはじめとした物理化学的手法によるBinder取得、mRNAディスプレイやDELを使用したAffinity Selectionなど様々なアプローチが考えられる。さらにこれらのHit取得アプローチに加え、高次の評価系の組み合わせまで考慮すれば、とても1つの研究機関において網羅的に検討する余裕はないのではないか。
スクリーニング学研究会では、上述の各創薬手法に特化したWSが幾つか開催されているが、本SIGではより横断的な議論を行いたい。専門性、背景の異なる参加者同士の議論を通して、現在の創薬アプローチを見直す機会とし、新たな切り口から創薬について考える場としたい。
本SIGは初開催となるが、今年は「Cell free系とIn cell系のギャップを埋めるために」をテーマに設定する。精製酵素を利用してHit化合物を取得したものの、細胞機能評価系では思ったよりも作用が弱い、あるいはまったく作用が無いといった経験はないだろうか?
アッセイ系の技術的な話題のみならず、スクリーニングフロー、クライテリア設定、ライブラリ選択、モダリティ選択、メカニズム解析などに関しても事前アンケートをもとに総合的に議論したい。
取り扱う内容の一例
・1stスクリーニングで採用する場合のCell free系、In Cell系の利点・欠点
・2nd、3rdスクリーニングのフローを考える
・Cell free系とIn Cell系のギャップの原因はどこにあるか
・ポジコンがない場合のスクリーニングをどう進めるか
定員
30名
参加要件
以下のいずれかに当てはまる方で
・精製蛋白質を用いたCell freeアッセイ経験者
・細胞を用いたIn Cellアッセイ経験者
・標的に対して自分なりのスクリーニングフローを設定できる方
・Cell freeアッセイとIn cellアッセイの棲み分けについて意見をお持ちの方
・Cell freeアッセイとIn cellアッセイの結果の乖離について意見をお持ちの方
・Cell freeアッセイにBiophysicalアッセイを活用している方
事前アンケートにご回答いただける方
申し込み人数超過による場合の調整方針
同じ組織からの参加者ばかりにならないように、原則同じ組織からは2~3人程度に限定したい
アンケート結果をもとに、スクリーニング経験の浅い方には参加をご遠慮いただく可能性もある。
参加方法&連絡先
参加SIG名を件名とし、氏名、所属、連絡先 (E-mail アドレス)を明記の上、下記までお申込みください。
スクリーニング学研究会事務局 櫻井 健吾
(kengo.sakurai◎gr.tsubakimoto.co.jp)◎をアットマークに替えてください。
【重要】登録頂きました氏名・所属は取りまとめ後、参加者リストとして世話人に提供いたします。なお連絡先情報は研究会運営のため研究会事務局にて管理し、事務局からの連絡、スクリーニング学研究会主催・共催のセミナー等の案内に利用致します。事前の承諾なく個人情報を第三者に提供することはありません。
SIG参加申し込みアンケート(創薬アプローチとモダリティを考える)
事前アンケートは各SIG紹介ページ別掲載され、それぞれに内容が異なっています。
これは「創薬アプローチとモダリティを考える」用のアンケートですのでご注意下さい。
「創薬アプローチとモダリティを考える」事前アンケート用紙ダウンロード
以上