演題1:実験研究者のためのMOE/webアプリケーション

MOE/webは、実験研究者が簡単な操作で分子のデザインや解析を行うためのウェブインターフェースです。
本セミナーでは、豊富なMOE/webアプリケーションの中から2例を挙げて有用性をご紹介します。
MOEsaicは、化合物構造と活性値および物性値との関係を解析し可視化します。
Matched Molecular Pair解析による活性クリフや生物学的等価体の探索、R-Group解析によるSARテーブルの作成などの解析により分子デザインのための新たな知見がえられます。
MOE-QFSSは、社内/公共/市販の複数の化合物データベースを横断的に構造検索ができます。独自のインデクシング技術により1千万件以上の化合物の部分構造検索/類似構造検索/完全一致検索の結果を数秒程度で出力します。

演題2:CDD Vaultによるスクリーニングデータの情報共有

CDD Vaultは、化合物データとアッセイデータを管理するクラウドシステムです。化合物データやアッセイデータの登録や検索が簡単にでき、優れた可視化機能により化合物のプロパティーやアッセイ値を分かりやすく閲覧・解析できます。製薬企業とベンチャー企業/大学/公的研究機関などの共同研究を進めるために最適なプラットフォームになります。
本セミナーでは、CDD Vaultの概要とスクリーニングデータの情報共有についてご紹介します。

演題3:Chemotargets CLARITYによる低分子医薬品の薬理活性予測と安全性予測

Chemotargets CLARITYは、化合物の薬理活性、安全性、代謝物を予測するシステムです。薬理活性として、キナーゼ、GPCRなど9ファミリー、合計3948ターゲット、安全性として、循環器系、消化器系など25のカテゴリー、合計542の安全性エンドポイントに対する予測を行います。
また、化合物の代謝予測の結果から、代謝物の薬理活性および安全性も予測します。 本セミナーでは、CLARITYが持つ6種類の薬理活性予測手法とその解析事例をご紹介します。