3Dスフェロイド培養のアップケーションとミニチュアライズ

演者

コーニングインターナショナル株式会社  江藤 哉子

要旨

Corningでは、ハイドロゲルで表面をコートした超低接着表面(Ultra Low Attachment)中で細胞凝集を促しスフェロイドを形成させる技術を開発し、各種培養容器に展開してきました。黒色/透明底ラウンドボトムのスフェロイドプレートを用いると、一定の細胞を播種するのみで、プレートの各ウェルに均一なシングルスフェロイドを容易に形成します。さらに新たなプレートへスフェロイドを移し替える必要なく、アッセイまでの一連の作業を行うことも出来ます。これまで、このような特長を活かした三次元(3D)癌細胞スフェロイドや免疫細胞の作用モデルなどを用いたハイスループットスクリーニングのご提案を行ってきました。 今回は、新たに加わったアプリケーション情報や、今年発売した1536ウェルタイプのスフェロイドプレートの情報をご紹介いたします。