イメージサイトメトリーによるライブセルイメージングと3Dイメージングの可能性

講師:
横河電機株式会社
 計測事業本部ライフサイエンスセンター 営業部
 松原孝宣

蛍光顕微鏡下で細胞観察・画像取得・画像解析を自動化した手法であるイメージサイトメトリーは、細胞個々の評価を行う上で必須のツールになりました。一方で、生きたままの状態で観察するライブセルイメージングは、以前の熟練した技術を要した装置から、ようやくだれでも簡単にデータを取得できる装置になってきました。

この二つを組み合わせたものが今回お話しさせていただく、ライブセルイメージサイトメトリーです。これは培養環境下で連続的に観察を行い、これまでどおりの画像解析の手法を用いて数値化を行います。このため、細胞個々の経時的な変化を解析がすることができ、これまで見逃していた動きなどの特徴的な反応を評価することが可能になります。

ここではCV7000を用いたiCell心筋細胞の細胞内カルシウム、CQ1を用いた3次元立体構築によるスフェロイド解析などのデータをご紹介する予定です。