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Echo-LDTD-MSによるHTS~新たな次元の高速分析を目指して~

Echo Liquid Handler はこれまで主に化合物DMSO溶液の分注にご使用いただいておりました。近年Echoの取り扱うリキッドクラスが拡張されるにつれ、化合物DMSO溶液以外の液の分注にもEchoを応用いただくことが増えてきました。 今回は、そうしたDMSO溶液以外のEcho分注の応用例を、EchoユーザーであるAstellas様にご紹介いただきます。

演者

八幡 季子、蒲原 京子、生田目一寿

アブストラクト

近年、質量分析(MS)によるHTS(High-Throughput Screening)報告事例が多く報告されてきている。MSフロントにRapidFire(Agilent Technologies社)やLDTD(Phytronix社)を接続した分析システムでは1検体あたり7-15秒の分析時間での測定が可能であり、一般的なLC/MS分析(3-5分)に比較して大幅に高速化されている。しかしながら、初期創薬における化合物スクリーニングにおいて、数万~数十万化合物規模のHTSを目指そうとするとMS分析システムでは依然としてスピード面に大きな課題があると考える。そこで今回、Echo-LDTD-MSを用いて生体分子分析のさらなる高速化の可能性について検討した。