市販HTS化合物ライブラリーの傾向と展望
ライフサイエンスの研究において「High Throughput Screening（HTS）」という手法が構築され、
国内で初めて弊社がHTS向け化合物を輸入/販売した日から約30年が経過しようとしております。
ランダムスクリーニングを目的にした大規模なHTS化合物ライブラリーの構築からスタートし、
その後、様々な研究結果が報告されていく中で、
「よりユニークな」「より付加価値の高い」といった化合物に対するニーズの変化は、
HTS化合物を合成/販売する化合物サプライヤーへも大きな影響を与えてきました。
そのような変化の中、ニーズに対応した化合物サプライヤーは独自の強みを持つ事によっても活躍の頻度を増やしております。
弊社は輸入商社という立場において、海外の化合物サプライヤーと共に、
国内でのHTS化合物ライブラリーの販売に務めて参りましたが、
今回は近年経験した様々なニーズを踏まえ、市販HTS化合物ライブラリーにおける現状の傾向を捉えながら、
期待される今後の展望についてお話をしたいと思います。
