タンパク質間相互作用(PPI)を標的としたHTSへのHTRF法の応用 ―アッセイ系構築の方法とコツー

シスバイオ株式会社
営業・マーケッティング部
佐藤一樹様

 タンパク質間相互作用(PPI)は、シグナル伝達系において多様かつ重要な役割を担っている。
また、近年の大規模なプロテオ-ム解析の結果、数十万のPPIの存在が予測されるようになり、PPIを標的とした創薬研究が注目されている。 
HTRF(ホモジニアス時間分解蛍光エネルギー転移測定法)はハイスループットスクリーニング(HTS)において、PPIをはじめとする生体分子の相互作用や活性の評価へ広く応用されている。HTRFの特長として,通常のEIA やRIA で必須である洗浄工程が一切不要であるため,操作が簡便でばらつきの少ない精度の高いデータが得られることが挙げられる。
これまで、我々は当社のラボにおいて30以上のPPIアッセイ系をカスタムアッセイ構築サービスとして開発してきた。 今回のセミナーにおいてはタンパク質のみならず糖鎖、核酸など生体高分子への蛍光標識方法、またアッセイ系構築に関するヒントやコツについて紹介する予定である。