Phenotypic Screeningの現在

スピーカー : 株式会社パーキンエルマージャパン
ライフサイエンス事業部
塩田 良

要旨;
  2011年にSwinneyとAnthonyによってNature Drug Discoveryに発表された論文は、ハイスループットスクリーニングが最も盛んに行われた1999年から2008年においても、古典的な、形態を指標 にしたスクリーニング(Phenotypic Screening)から得られた化合物のほうが、画期的医薬品としてより多く認可されていたことを明らかにした。
形態スクリーニングの特徴は、 化合物やsiRNAの評価を多面的に行えることである。実際、シングルパラメータではなく、マルチパラメータで評価を行うことで、毒性の検査、偽陽性の排 除や標的分子の絞込みなどが一度のアッセイで可能になることが多数示されている。本セッションでは、Phenotypic Screeningの現状と、実施に必要となるシステムのご紹介をします。