ご挨拶

 

一般社団法人 スクリーニング学研究会 代表理事
笹又美穂
 

第14回スクリーニング学研究会の開催に際し、ご挨拶を申し上げます。

 

今年度のスクリーニング学研究会は、大宮のソニックシティで開催致します。

今回は、従来よりも広々とした展示会場で、30社の展示ブースと、ミニブースをご用意しております。また、17社の企業セミナーに加えて、初めての試みとして企業の方々によるポスター発表も予定されています。

本研究会は、通常の学会とは異なり、各参加者が抱える個々の課題や問題に焦点を当て、様々な情報交換と建設的なディスカッションが行えるWorkshop(WS)やSpecial Interest Group(SIG)が大きな特長となっています。WSやSIGのファシリテータの方々は、円滑な進行に向けて熟考された計画を進めており、企業様や研究者の皆様と協力して準備を進めております。

全体講演では、標的タンパク質内のシステインに選択的に結合する共有結合型阻害剤に焦点を当て、「システイノミクス創薬(共有結合型薬剤創製基盤)による高選択的FGFR阻害剤フチバチニブの開発」(大鵬薬品工業 伊藤智先生)の演題を予定しております。ぜひともご参加いただき、ご聴講いただければ幸いです。

そして、今年度の懇親会は、長らくの計画の末に実現を果たす運びとなりました鉄道博物館での開催を予定しており、交流の場として皆様に楽しんでいただければ幸いです。

 

皆様の熱心なご参加を心よりお待ちしております。

 

スクリーニング学研究会年会では、機密に触れない、または差し障りのない範囲内で可能な限りの活発なディスカッションを行い、それぞれの研究に活かしていただきたく思います。そのため、本研究会では議論を活発にするために『チャタムハウスルール』※を適応いたします。

 

※ 『チャタムハウスルール』とは、当該会議で得られた情報を利用することはできるが、その情報の発言者やその他の参加者の身元および所属に関して秘匿する(明示的にも黙示的にも明らかにしない)義務を負うというルールです。