ご挨拶

 

一般社団法人 スクリーニング学研究会 代表理事
笹又美穂
 

第13回スクリーニング学研究会を開催するにあたり、ここにご挨拶申し上げます。

スクリーニング学研究会は、スクリーニングまたはその周辺領域での研究に携わる研究者が、産官学問わずにそれぞれの立場での情報提供や情報交換を通じて、この分野の発展に寄与することを目的として、12年間活動を続けてきましたが、この度、「一般社団法人スクリーニング学研究会」として設立登記し、新たに出発いたすことになりました。
第13回スクリーニング学研究会年会は、一般社団法人となって初めての年会となり、気持ちも新たに、11月24日(木)、25日(金)に、現時点ではタワーホール船堀にて対面で開催を予定しております。本研究会年会は、多くの企業様や研究者に多方面にわたる支援を得ながら、開催準備を進めているところです。

全体講演におきましては、
薬剤耐性菌に対抗する手段の切り札として注目されているファージセラピーを取り上げ「ファージセラピーで切り拓くAMR対策」(酪農学園大学 岩野英知先生)と、創薬の初期段階において、ヒット化合物を発見するための一般的な手法として確立されてきているDELsに関連し「日産化学におけるDNA-encoded Library技術構築」(日産化学株式会社 丹羽雅俊先生)の2演題を予定しておりますので、是非ご聴講いただきたいと思います。

本研究会は、通常の学会とは異なり、個々の参加者それぞれが抱える課題や問題点に関連して、様々な情報交換や建設的なディスカッションができるWSやSIGが大きな特徴となっております。メーカーのセミナーや展示・商談会は、対面ならではのところがありますので、積極的なご参加をお願い致します。

スクリーニング学研究会年会では、機密に触れない、または差し障りのない範囲内で可能な限りの活発なディスカッションを行い、それぞれの研究に活かしていただきたく思います。そのため、本研究会では議論を活発にするために『チャタムハウスルール』※を適応いたします。

ご参加される皆様には、これまでにも増して得るところの大きい研究会であって欲しいと願っております。

 

※ 『チャタムハウスルール』とは、当該会議で得られた情報を利用することはできるが、その情報の発言者やその他の参加者の身元および所属に関して秘匿する(明示的にも黙示的にも明らかにしない)義務を負うというルールです。