2024/10/2 スクリーニング学研究会 事務局
 

開催趣旨

HTSで見出されたヒット化合物には、期待する薬効を有さない偽陽性化合物が含まれていることが多くあります。そのため、得られたヒットについてカウンターアッセイを行うことで、測定系または検出系に作用することで見かけ上の活性を示しているものを除外する必要があります。例えば、原理の異なった測定系(蛍光または発光検出、あるいは質量分析計を用いた特異基質定量など)を使った活性の確認や、細胞毒性試験や類似の標的に対する評価などが有効に働きます。これらフォールスポジティブ(偽陽性)を除外するための試験を一般的にカウンターアッセイと呼びます。

本チュートリアルは、化合物自身の特性(溶解度、着色、自家蛍光など)や各アッセイで用いる検出方法(吸光度、蛍光、カップリング反応など)について学び、各種市販キットを活用することで、効果的にカウンターアッセイでフォールスポジティブ(偽陽性)を除外するための基礎知識を共有していただくことを目的として開催いたします。本チュートリアルでは、アカデミア・企業の皆様に講師としてご参加頂き、Alphaテクノロジーの偽陽性排除、HiBiTやレポーターアッセイと細胞毒性試験の組み合わせ、キナーゼアッセイにおけるリファレンスアッセイについて、ご紹介いただきます。

化合物選抜をこれから始める方、カウンターアッセイでの偽陽性排除で悩んでいらっしゃる方、実際に使用していて実験上の悩み、疑問を持たれている方など多くの方のご参加をお待ちしております。

参加者の皆様には事前にアンケートを実施し、日頃疑問に思われている内容を募集します。頂いた疑問は講師の皆様にお伝えし、該当する講演内容に反映させていただきます。参加登録の際には添付アンケートへの回答をお願いします。アンケート集計の都合上、10月25日(金曜日)を登録、回答の締切日と致します。

【重要】登録頂きました氏名・所属は取りまとめ後、参加者リストとしてチュートリアル講師に提供いたします。なお連絡先情報は研究会運営のため研究会事務局にて管理し、事務局からの連絡、スクリーニング学研究会主催・共催のセミナー等の案内に利用致します。事前の承諾なく個人情報を第三者に提供することはありません。

 

テーマ

「カウンターアッセイ(偽陽性排除)」

主催

一般社団法人スクリーニング学研究会

共催

東京大学大学院薬学系研究科附属 創薬機構

日時

2024年11月1日(金) 13:30~15:30

場所

Zoom meetingによるオンライン開催
(配信会場 東京大学創薬機構、10月28日に接続linkを連絡予定)

プログラム
13:30
ご挨拶
第一三共株式会社 村越 路子
13:35
はじめに
東京大学創薬機構 岡部 隆義
13:45
Alphaテクノロジーの偽陽性排除におけるTruHits Kitの活用
株式会社レビティジャパン 塚副 真弓
14:05
HiBiTやレポーターアッセイと細胞毒性試験の組み合わせ
プロメガ株式会社 桃井 道子
14:30 休憩
14:40
キナーゼアッセイにおけるリファレンスアッセイ
東京大学創薬機構 今村 理世
15:00
アンケート結果および質疑、Tips
研究会委員、講師
15:15 サービス紹介
15:25
閉会挨拶
スクリーニング学研究会 代表理事 笹又 美穂
参加費

チュートリアル参加費は無料

参加資格

企業、大学、研究所に所属されている研究者限定といたします。
ベンダー様のご参加はご遠慮ください。
※1機関で複数の方々から申込みがある場合調整させて頂くことがあります。

定員

100名(定員になり次第締め切ります。)

参加登録方法

リンク先にアクセスし必要事項をご記入の上お申込みください。
申込フォーム   
リンク先にアクセスできない方は、氏名、所属、連絡先(E-mail アドレス)を明記の上、スクリーニング学研究会事務局()にご連絡ください。折り返しアンケート用紙を配布します。