ファシリテーター

西 洋平 (京都大学 iPS細胞研究所(CiRA) 創薬技術開発室)
佐野 修 (武田薬品工業株式会社 リサーチ中枢疾患創薬ユニット)
岩田 英久(武田薬品工業株式会社 リサーチ中枢疾患創薬ユニット)
大畑 六宏(アステラスリサーチテクノロジー株式会社 探索研究部)

対象者

HCSを継続的に実施している
HCSのサンプル調製のノウハウを共有したい
HCSの画像解析のノウハウを共有したい
HCSの短所と長所を議論したい

内容

High content imagerを用いてスクリーニングや高次解析を行うことが、Phenotypic drug discovery(PDD)において非常に重要な役割を果たすようになっている。また近年では、iPS由来の分化細胞を用いる場合や、共培養・3D培養を行う場合など、従来よりも複雑な解析を行うケースが増えてきている。そこで本WSでは、HCAによるprimary HTSや高次評価を実際に行っている方を対象に、課題解決や有効活用法、将来の使用方法などについて情報交換したい。

事例紹介

疾患 iPS細胞を用いたHCS/HCAの実例紹介

京都大学 iPS細胞研究所 西 洋平

疾患 iPS細胞を用いたPDDを実施する際、まず始めに検討するのが、HCS/HCAの手法を用いたリードアウトである。しかしながら、疾患iPS細胞から分化した細胞・組織を用いた評価系構築には、幾つかの問題(分化、バラツキ、再現性)があり、まだまだ定まった方法があるわけではない。 本発表では、我々京都大学 iPS細胞研究所(CiRA)で取り組んでいる様々な疾患iPS細胞を用いた評価系構築の実例(筋疾患、骨疾患、血液系疾患などを予定)をお示し、これから疾患iPS細胞を用いたHCSの評価系構築する方々の参考にして頂くとともに、評価系構築の際、どのような点が重要なのかを議論したい。