産業技術総合研究所
創薬分子プロファイリング研究センター
研究センター長
夏目 徹 先生

要旨

少子化、バイオハザード、ミスコンダクト等々、ライフサイエンスを 取り巻く状況は悪化の一途をたどる。本講演では、これらの問題を全て解決し、 研究者の個人生産性を飛躍的に向上させる「汎用ヒト型ロボット技術」について 講演する。ロボット化の目的は、単に人間が行ってきた作業を自動化することで はない。ロボットの真の価値は、熟練者の技術を可視化・最適化することにあり、 最適化された技術が、再現共有されることによりロボットの価値は最大化する。 近い将来、ロボットと人工知能が研究者を労働から解放する未来について 議論する。